広島大学教育開発国際協力研究センターCenter for the Study of International Cooperation in Education Hiroshima University

国際教育協力論集 第15巻 第1号 2012年4月

研究論文

ボランティア教員が農村部の教員不足解消に果たす役割と課題 ―ザンビア共和国マサイチ郡のコミュニティ・スクールを事例― 

The Role and Challenges of Volunteer Teachers in Solving Teacher Shortages in Rural Area – Case Study of Community Schools in the Masaiti District, the Republic of Zambia

興津 妙子 (個人コンサルタント)
Taeko Okitsu

学校要因と家庭環境要因が学力に与える影響力の比較: 低所得国におけるHeyneman-Loxley 説の検証とその解釈 ―マラウイを事例として―   
The Comparison of the Influence of School Factors and Family-Related Factors on Learning Achievements – Confirmation and Policy Implication of HL Effect in Low-Incom Countries from MALP Example in Malawi –

富田 真紀 (元東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程)

牟田 博光 (東京工業大学 名誉教授)
Maki, TOMITA
Hiromitsu, MUTA

研究ノート

国際大学間ネットワークを通じた国際教育協力の可能性と課題 ―「教育開発のためのアフリカ・アジア大学間対話」ネットワークを事例として―      

黒田 則博 (広島大学教育開発国際協力センター)

識字能力・識字率の歴史的推移―日本の経験  

斉藤 泰雄 (国立教育政策研究所)

 カンボジアにおける小規模の教育協力活動(2011 - 12 年)の事例 ―現地におけるスチール黒板の組み立て、および教員研修会の実施―    

大隅 紀和 (甲子園大学特任教授 京都教育大学名誉教授)

東アフリカの教育の質に関するリージョナル・ガバナンスの課題と可能性

西村 幹子 (国際基督教大学教養学部・大学院アーツ・サイエンス研究科)

ザンビアの郡教育行政における住民参加の制度と実態に関する一考察 ―コッパーベルト州マサイチ郡 郡教育評議会の事例から―      

興津 妙子 (個人コンサルタント)

働く小学生の自尊心に関する一考察 ―ケニア都市部の事例から―      

櫻井 里穂 (広島大学教育開発国際協力研究センター)

ケニアにおいて有害な文化的慣習に抗する少女と学校の関わり      

澤村 信英 (大阪大学大学院人間科学研究科)

倍賞 佑里 (元大阪大学人間科学部学士課程)

ケニアのスラムに暮らす小学校修了者の進学機会 ―世帯背景からみた障壁―      

大塲 麻代 (広島大学教育開発国際協力研究センター)

 教育協力プロジェクトの成果分析 ―援助モダリティと政策改革・現場改善の観点から―      

吉田 和浩 (広島大学教育開発国際協力研究センター)

調査報告

ケニアにおいて学校教育の機会を得ることの意味 ―〈教育ライフストーリー〉の分析から―      

澤村 信英 (大阪大学大学院人間科学研究科)