広島大学教育開発国際協力研究センターCenter for the Study of International Cooperation in Education Hiroshima University

センター長あいさつ

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センター長挨拶

 

 2021年4月1日より、広島大学教育開発国際協力研究センター(CICE)センター長に就任いたしました石田洋子と申します。

 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大は、国際協力における研究や実践を推し進めようとする我々の前に大きな脅威として立ちはだかっています。COVID-19は、これまでの国際協力の流れや成果を止めてしまうだけでなく、さらなる格差を生み出してしまうことが危惧されています。こうした状況下で、途上国の教育開発に対する国際協力の拠点的研究センターであるCICEはどのような役割を果たすべきか、これは、新任センター長にとっての大きな課題です。

 昨年度は、CICEの活動もCOVID-19による影響を受け、これまでのように国内外の研究者と学会大会で議論をしたり、途上国の教育現場を観察したりすることは一切できませんでした。一方で、CICEが事務局を務める「教育開発のためのアフリカ・アジア大学間対話(A-Aダイアローグ)」ネットワークでは、オンラインアプリを通してこれまで以上の頻度で会合を持つことができました。

 そこでは、各国においてCOVID-19が学校や子どもたちにもたらした影響や政府の対策等について情報共有が行われています。現状を比較分析し、課題解決のための共同研究の可能性が協議され、論文作成の機運が高まっています。ある程度の成果がまとまった段階で、論文集発行やフォーラム開催などが企画できればと考えています。こうしたコロナ禍における活動から、「各国の研究者と協力してCOVID-19の学校への影響等を把握し、エビデンスに基づいて共同研究を通して理論的・実践的な解決策を明らかにして、国内外に発信する」ことが、まずはCICEとして注力すべきことと考えています。

 CICEでは、1997年の設立以来、革新的な活動を続けてまいりました。これもひとえに、これまで頂いた多くの方々からの温かいご支援の賜物と、心から感謝しております。今後は、吉田和浩前センター長並びに日下部達哉副センター長、研究員や事務スタッフの皆さんとの強力なチームを軸に、これまで築き上げた協力関係を貴重な財産として最大限に生かし、より広い方面の方々にもお力添えをいただいて、センターの任務を全うしていく所存です。

 引き続き、ご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。     

 令和3年(2021年)4月

広島大学教育開発国際協力研究センター センター長  石田 洋子