第12回国際教育協力日本フォーラム
第12回国際教育協力日本フォーラム -自立的教育開発に向けた国際協力-
質の高い教育の普及は世界共通の重要課題です。日本は、2国間の協力に加え、ユネスコやGPE等の国際機関等及びG8サミットやアフリカ開発会議(TICAD)といったマルチの場を通じて、2015年までの『万人のための教育 “Education for All”(EFA)』目標達成に向けた取組を推進してきました。2010年に政府が発表した「日本の教育協力政策2011-2015」では、国際教育協力は人間の安全保障の実現のための不可欠な分野と位置づけられ、「自助努力支援と持続可能な開発」、「疎外された人々に届く支援」,「文化多様性の尊重と相互理解の増進」が政策の基本理念とされています。
2000年にセネガルで『ダカール行動枠組み』が設定されて以来、早15年が経過します。就学率の向上など一部のEFA目標は達成されつつあります。しかしながら、いまだ5780万人という不就学児童がおり、また、就学しても、教育の質や学習環境が不十分であるなど、課題は山積しています。
2015年の開催となるJEF12では、EFAゴール達成に向けた進捗状況をもとに、残された課題について、途上国の視点、そして市民社会、研究者、ドナーや国際機関の観点から、これまでの取組を踏まえて総括的に討議します。さらに、近年の国際教育協力の特徴を踏まえるとともに、新たな課題も見据えつつ、ポスト2015年の国際教育協力に繋がる議論を展開します。
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国際教育協力日本フォーラム(通称JEF)は、2004年3月に日本の教育分野の国際貢献の一環として、官学協同で創設された年次国際フォーラムです。その目的は、開発途上国自身による自立的な教育開発及びその自助努力を支援する国際教育協力の在り方について、教育開発に携わる行政官、援助機関関係者、NGO、研究者等が自由かつ率直に意見交換する場を提供することです。また、日本の教育の経験とそれに基づく我が国の国際教育協力について広く世界に発信していくことも目的としています。
プログラム
テーマ: 「EFA(万人のための教育)の成果と2015年より先の課題 -2015年を迎え、これまでの教育開発・教育協力を振り返って-」
開催日程: 平成27年2月5日(木)
場所: 東京国際交流館 プラザ平成(東京都江東区青海2-2-1)
主催: 文部科学省、外務省、広島大学、筑波大学
後援: 国際協力機構
(日英同時通訳)
(講師のお名前にリンクがあるものについては、発表要旨をダウンロードしていただけます)
スケジュール
9:30~ | 参加受付 |
10:00-10:20 |
主催者代表挨拶 文部科学省 外務省 |
10:20-10:50 | 基調講演
エシェトゥ・アスファウ エチオピア教育省 計画・資源動員局長 「途上国から見たEFA達成に向けた国際教育協力の成果と今後の課題」 |
10:50-11:20 | 基調講演
アーロン・ベナヴォット EFAグローバルモニタリングレポート ディレクター 「グローバルな視点から見たEFA達成に向けた過去の成果と今後の課題」 |
11:20-12:00 | 質疑応答 |
12:00-13:30 | 休 憩(昼食) |
13:30-14:45 | パネルセッション
「EFAの経験と教訓について―ポスト2015を見据えて―」 「国際教育協力のあらたな展望について」 パネリスト:
モデレーター:
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14:45-15:15 | 休 憩 |
15:15-16:15 | 指定討論・質疑応答 |
16:15-17:00 | 総括討論 |
17:00 | 閉会 |
申し込み・連絡先
FAX:082-424-6913 E-mail:japaneducationforum@yahoo.co.jp
上記より参加申込書(PDFファイル)をダウンロードできます。 PDFファイルの表示には、「Adobe Reader」が必要となります。 |