2016年度 CICEインターンレポート
学生コロキウムに向けたプレゼンテーションの練習会
12月11日から15日にかけて広島大学とマレーシア工科大学が共同開催します学生コロキウムに向けたプレゼンテーションの練習会が行われました。
学生のバックグラウンドは教育のみならず、文学や工学、社会学など多岐に渡り、それぞれが工夫を凝らしたプレゼンテーションを行いました。コロキウム当日により良いプレゼンテーションができるよう、発表後はお互い質疑応答やコメントをし合いました。また、個人の発表と並行して、マレーシア工科大学の学生の受け入れ準備も着々と進んでいます。
プレゼンテーションの後に行われるフィールドワークでは、広島の歴史ある名所を訪れ、ここでしかできない体験をしてもらおうと我々日本人学生が一生懸命準備しています。コロキウムまであと1カ月。学び多きコロキウムとなるよう、インターン生一丸となって取り組んでいきたいです。
インターンの活動内容・学生コロキウムに向けての企画&準備
今年度は教育学部、文学部、国際協力研究科、工学部、法学部の3年生から修士2年生までの11名がCICEインターンとして活動しています。
本インターンでは事務・研究補助を始めとした様々な仕事を行いつつ、12月中旬にマレーシア工科大学の学生と行うコロキウムの企画・実施を行います。職務内容の例としては、先生が諸外国で取ってきたアンケート調査の数値化や英語文献の要約、国際的なカンファレンスの備品準備などがあげられます。
これら職務の中で、ロジスティックスの運営やアカデミックな場での英語力など、書籍や通常の講義では得られないであろうスキルを獲得することが期待されます。例えばCICEがJICAから委託を受けて運営する途上国の教育関係者向けの研修をインターン生が手伝うという形で随行し、学校現場や各国のリアリティを知りうることもできます。また、コロキウムの企画・実施においては、タイムスケジュールから当日のシミュレーションに至るまで学生のイニシアティブによって進行します。
歴代インターン生が残した資料や、先生方の豊富な経験をもとに、各人が担当する業務を綿密にこなすことで、学生は多くを実践的に学びつつ、コロキウムを盛況なものとすることができます。今後もより一層の努力を積み重ね、コロキウムの成功につなげたいです。
The Third General Assembly of A-A Dialogue Network Phase IV, June 14-16, 2017
広島大学-マレーシア工科大学 学生研究コロキウム2017 報告
12月11日~15日にかけて広島大学の学生とマレーシア工科大学の学生による研究コロキウムが開催されました。本年度はマレーシア工科大学の学生および教職員を広島大学に招いての開催となり、マレーシアの学生は連日の雪をも楽しみながらのコロキウムとなりました。
11、12日はそれぞれの研究についてのプレゼンテーションが行われました。自分の研究を20分のプレゼンテーションで理解してもらうということは容易なことではありませんが、それぞれが工夫を凝らしたプレゼンテーションを行い、その後の質疑応答やディスカッションでは皆が活発に発言していて、今後の研究活動において有意義な時間となりました。12日の夜にはウェルカムパーティが行われ、広島大学の「けん玉サークルDAMAけん」さんによるけん玉のパフォーマンスおよび体験や、お互いの国のダンス披露など、賑やかで笑顔に溢れたパーティでした。
13、14日はフィールドワークの時間となり、熊野町での書道体験や広島市での平和記念資料館での平和学習、宮島での手焼きもみじ饅頭体験など、広島ならではのフィールドワークとなりました。夜はたこ焼きパーティをしたり、カラオケに行ったりと、学生同士の交流が盛んに行われ、日に日に学生間の仲が良くなっていくのを感じることができました。
15日の夕方には東広島市内の東広島芸術文化ホール・くららでフェアウェルパーティが行われました。日本料理とマレーシア料理を作り合い、ご飯を通して互いの絆を深め合いました。テーブルいっぱいの料理はこの数日間で築いた私たちの関係性を表しているように感じました。
広島大学とマレーシア工科大学の学生22人が今回築いた関係はこの5日間で終わるものではなく、今後も長い将来に渡ってずっと続いていくものだと願っています。連日雪が降るような寒い気候やハラル料理がないといった厳しい状況のなかでも常に楽しんでいたマレーシア工科大学の学生の笑顔を忘れられません。マレーシアでも日本でも、近いうちにまた会えることを約束して5日間のコロキウムは幕を閉じました。また、今回のコロキウムは日下部先生、山根さんを始めとするCICE教職員の皆様、マレーシア工科大学の教職員の皆様のご尽力あっての成功です。改めて感謝申し上げると同時に、来年度マレーシア工科大学で開催されますコロキウムの成功を祈っています。