広島大学教育開発国際協力研究センターCenter for the Study of International Cooperation in Education Hiroshima University

CICEインターンの紹介

CICEでは、毎年、研究の補助をしてくれる非常勤職員として学内からインターンを募集しています。今回は、吉村ひかりさん(福岡県出身)に、活動内容についてレポートしてもらいます。募集は例年5月に行われますが、コロキウムをオンラインで聴いたり(2月)、センターを実際に見学、話をきいたりすることは随時行っております。興味のある方はCICEまでご連絡ください。

 

 こんにちは。2021年度CICEインターンシップインターン生の吉村ひかりです。

 CICEインターンの活動としては、冬に開かれる、マレーシア、インドネシアの学生たちと共同開催する国際学生コロキウムの運営、企画に加え、センターの研究や事務の補助業務を週に2~3回行います。インターンとしての活動が始まって約4か月になりますが、この短期間でも学びを実感できる機会がたくさんありました。

つい最近でいうと、私はタンザニアの元大統領が行った教育政策や、教育の現状について現地の方にインタビューした内容を文字おこしする機会がありました。自分の専門分野とは違いますが、実際に世界各国の教育の現状や、インタビューの仕方を知ることができるなど、この業務を通して今後の自分の研究にも活かすことができる学びが多くありました。このほかにも、様々な業務に携わらせて頂き、そのどれもが自分の成長につながっていると実感しています。

また、私はこのインターンシップの最大の魅力は様々な「人」と深い関わりを築くことができることだと感じています。初めに、日下部先生をはじめとする先生方は、教育分野における国際協力の第一線に立って研究を行われている方ばかりです。このような素晴らしい先生方と深く関わらせて頂く中で、たくさんのことを吸収し、自分自身の成長につなげていきたいです。

そして、インターン生には、学部生から院生まで、専門分野も全く違う人たちが集まっています。自分には思いもつかないような面白いアイディアを持っていたり、これまでに様々な経験をしていたりと、とても個性豊かなメンバーばかりです。時には、イスラームの文化を知るためにインドネシアの料理を作って食べたり、関連する映画を見て議論をしたりとインターン以外の場所でも交流を深め、日々楽しい生活を送ることができています。

さらに、先日行われた月一回の全体ミーティングの中で、先生から私たちインターンが行った仕事が、科研費の申請や、先生が書かれている論文に大きく貢献しており、世界の教育開発につながっている、ということをお話して下さいました。自分たちが行った仕事が実際にCICEの活動に役に立っていると実感でき、とても嬉しかったです。全体ミーティングでは、コロキウムでの自分の発表テーマ内容について先ほども述べた個性豊かな仲間たちから意見を貰うことで、様々な視点から自分の発表内容をブラッシュアップすることができます。

最後になりますが、このインターンに参加しなければ出会うことができなかった方々との貴重な出会いに感謝し、残りの期間も二月のコロキウムの成功に向けて切磋琢磨しあいながら活動していきたいです!