広島大学教育開発国際協力研究センターCenter for the Study of International Cooperation in Education Hiroshima University

モルディブ共和国ラシード教育担当国務大臣に、広島平和記念資料館をご案内しました。

大庭フランシス光瑠

(広島大学大学院人間社会科学研究科)

 

CICEインターン学生の大庭フランシス光瑠です。日本の小学校や中学校の視察、教育委員会、東広島市への訪問のために来日していたモルディブ共和国のラシード教育担当国務大臣に同行し、広島平和記念資料館をご案内しました。ラシード国務大臣は、戦時中の学童疎開や学徒動員、子どもたちの原爆被害の様子を知り、今回の視察で出会った子どもたちのような、次世代の子どもたちが平和な世の中で教育を受けられることの大切さを繰り返し発言されていました。モルディブ共和国では、中学校の英語の授業でヒロシマについて取り上げられているそうで、今回の訪問で、一層ヒロシマを取り扱う重要性がわかり、自国の教育関係者にも広島を訪れてほしい、と仰っていました。

以下は、平和記念資料館内のメッセージノートに、ラシード国務大臣が書かれたメッセージです。

 

原爆による破壊と人命の喪失を目の当たりにして、本当に痛ましい気持ちです。広島の方々の苦しみは想像を絶するものがあります。犠牲者の方々の写真や彼ら/彼女らの当時の状況の写真は直視できないほどの苦しみを訴えていました。世界がいつも平和で、すべての人の命が尊重されることを願っています。(筆者訳)

 

2021年度CICEインターン学生は、広島大学が掲げる「平和を希求する精神」の実践として平和学研究会を立ち上げ、定期的に勉強会やフィールドワーク、インタビューなどを実施してきました。ラシード国務大臣の平和記念資料館への見学に同行し、ヒロシマについて紹介することができたのは、インターン学生同士で様々な議論をしてきた成果と言えます。今後も諸外国の人々との交流を通し、広島から発信する「平和を希求する精神」を深める活動を続けていきたいと考えます。